機能的価値と情緒的価値のバランス。

今日のテーマは「機能的価値と情緒的価値のバランス」についてです。

機能的価値とは

商品やサービスの機能・性質に対する価値

情緒的価値とは

商品やサービスから受ける印象に対する価値

デザインや集客を考える際、どちらも必要だよねというお話です。

どちらとも必要な要素であることは間違い無いのですが
近年技術の進歩が進み機能的価値だけの訴求では消費者の心に響かなくなってきています。

例えばテレビを販売する際　テレビの大きさや機能を訴求していれば売れていました。

しかし今の時代、製品の機能にはさほど大きな差はなく消費者は
製品の違いを見出せなくなっています。

売り手側から考えると、機能だけでは他社との差別化が難しくなってきています。

この差別化ができず機能的価値だけの訴求を行っていると待っているのは「価格競争」です。

最終的には価格を下げて販売する様なことになります。

大きな会社で体力のある会社はこの戦略でも薄利多売で経営できるのかも知れませんが
そうで無い会社は体力を消耗してしまいます。

そこで大事になってくるのが情緒的価値というわけです。

情緒的に訴えて差別化を図る戦略です。

人が何かを決断する時最も決断内容に影響を及ぼすのは「感情」であると言われています。

人の心を動かす事が大事だということになります。

例えば、消費者の未来を見せる

ハウスメーカーの広告でキッチンを紹介をする際
機能的な内容ではなく、家族みんなでキッチンに立ち料理をしている
イメージを消費者に伝えられたら消費者は未来が見えて心が動くのではないでしょうか。

この家を購入したら家族のどんな未来が待っているのか
それを感じることで消費者の心は動き契約へとつながっていきます。

感情を動かすことにフォーカスしてみてください。

ただ、機能的価値が必要ではないというわけではないと思います。

機能的に優れていることは前提条件です。

なので機能的価値も訴えながら情緒的な価値も訴える
バランスが必要だと思います。

WEBサイトでも機能的なページと情緒的なページに分ける方法もあるかと思います。

もしくはWEBサイトは機能的価値。会社案内は情緒的価値。
分けて訴える方法もあるかと思います。

いずれにせよ「機能的価値」「情緒的価値」をバランスよく消費者に発信しましょう！

それとブログを今書いていて思いましたが企業のビジョンも大切です。

ビジョンやミッション、ストーリーなどをしっかり発信することで共感が生まれます。

発信する内容もビジョンなどを頭に入れながら発信することでデザインにもブレがなくなります。

ぜひビジョンやミッション・ストーリーなども上手に発信してみて下さい。

今日もお読みいただき有難うございました。

ではまた明日。

私たちは、例えどんな難題であったとしても、お客様に寄り添い、一緒に悩み

コミュニケーションを上手にとりながら、人と人・企業と企業をつなぐ「デザイン」を創造いたします。

パートナーとして頼りになる家族のような存在であることを目指して。

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PROFILE

35歳の時に13年間勤めた制作会社を辞め、飲食店に特化したデザイン会社を設立。やりたいことはたくさんあり、独立すれば夢はすぐ叶うと信じていました。しかし、そんな甘い考えは通用せず、失敗の連続を経験しました。
創業当時に思い描いた夢はまだ継続中です。
小さい会社でも仕事は大きく「家族のような仲間と居心地のいい空間で」
大きな夢ではなく、今よりももう少し良くなりたいと思い続けること。
これだけは譲れないという気持ちを持ち続けること。
お客様の様々な課題に寄り添い、共に悩み、コミュニケーションを大切にデザインという手段で問題解決に挑みます。パートナーとして「頼られる存在であり続けることを」目指し、日々学び、私自身もチャレンジしていきたいと考えております。

「デザインでつながる社会を」を目指して！