POSTED／2022.07.02

WEBサイトを制作する際「情緒的価値」も考える。

こんにちはディレクターの斉藤です。
お客様に寄り添いながらデザインをご提案しています。

今日のテーマは

WEBサイトを制作する際「情緒的価値」も考える。

について

「機能的価値」「情緒的価値」という言葉を聞いたことがありますでしょうか。

機能的価値とは、「商品の優れているところ」機能面や品質面でユーザーに提供できる「価値」のことです。

例えば
「特殊なコーティング加工がされているカーペット」
「加速性能や安全機能が高い車」

これらが、機能的価値です。

機能的価値が優れていることで商品やサービスが売れます。

しかしここ最近言われていることが、機能的価値の差別化が非常に難しい。

圧倒的な差別化ができる機能的な価値があれば別ですが、なかなかそうはいかないのが現実です。

僕は、電化製品を見たり買ったりするのが好きなのですが、確かに昔に比べて「圧倒的にこの商品は
他社よりも優れている」という商品は少なくなっている様に感じます。

消費者目線で考えても、商品を選ぶ際の基準がとても難しいです。

そこで、近年注目されているのが「情緒的価値」ということになります。

情緒的価値とは、その商品を見たり、触れたり、利用した際にユーザーが体感できる
精神面での価値のことです。

もう少しわかりやすく噛み砕くと、ユーザーが「どのような良い気持ちになるか」ということです。

機能的価値が高い商品は魅力的です。

しかし、さまざまな商品やサービスが溢れている今の時代は
機能的価値だけでは、なかなか差別化しにくいのが現状です。

差別化ができないとどうしても価格競争になりがちです。

機能的価値に情緒的価値をプラスしてユーザーに訴求することが求められていると感じます。

そこで！
情緒的価値を、どの様にして「WEBサイトに導入すれば良いか」を考えてみたいと思います。

キャッチコピーを考える際、機能的なキャッチコピーはサブに入れて
メインキャッチは情緒的なキャッチコピーにしてみる。

例えば、
ハウスメーカーのWEBサイトであれば、キッチンの機能を訴えるより
「この家のキッチンでお料理をするとこんな気持ちになりますよ」的なキャッチにすると良いと思います。

「使えば、きっとワクワクする」

　シンクの広さ。汚れないフード。


情緒的なキャッチをメインに添えてサブのキャッチを機能的な内容にする。

あともう一つ
人を感じられるサイトにすること。ではないかと思っています。

実際に働いている人のイキイキとした写真を掲載して、「私たちが心を込めて製品をつくっています」
みたいな「キャッチコピー」と「写真」で、情緒的に訴えたらユーザーの心に刺さるのではないでしょうか。


冒頭にも書きましたが、「機能的価値」はとても重要です。
どの機能も企業努力で培われた物です。

その機能をより強いものにするには「情緒的価値」をプラスにして上手に使うことだと思います。

ターゲットの刺さる情緒的価値を考えてみて下さい。

今日も、ここまでお読みただき有難うございました。

では、また明日。

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