商品の品揃えが多いのは逆効果？

こんにちはクリエィティブディレクターの斉藤です。
お客様のターゲットに届くデザインをご提案いたします。

今日のテーマは
商品の品揃えが多いのは逆効果？についてです。

集客を成功させるためには商品数を多く揃えた方が良いのか？
それとも厳選した商品を揃えた方が良いのか？

これからお店を経営する方は迷われることもあるのではないでしょうか。

そこで今回の記事は「商品の品揃えが多いのは逆効果」なのか
深掘りしてみたいと思います。

選択肢が多いと迷う

冒頭から答えをお話しします！
商品の品揃えが多いから売れないのではなく「選択肢が多くなると迷いが生じる」
というのが商品者心理の答えです。

人は「選択する」「何かを選ぶ」という行動に大きなエネルギーを使うと言われています。
商品を選ぶ際、選ぶ物が多ければ多いほどエネルギーが多くなるという事です。
エネルギーを多く使うことがストレスとなり、結果的に購買意欲につながりにくくなります。

例えば、これは有名な話ですがスーパーにあるジャムの試食コーナを二つに分けて
実験した結果です。

●試食コーナーAでは24種類の試食用ジャムを用意
●試食コーナーBでは6種類の試食用ジャムを用意

その結果、24種類の試食用ジャムを用意したAでは3％の人しか商品を
購入しなかったという実験結果。
もう一つの6種類の試食用ジャムを用意したBではなんと30%の人が購入したのです。

これは個人差もあると思いますし、商品や商品価格帯にもよると思います。
なので、消費者心理を掴んでおくという事が必要なんだと思います。

この実験は極端なところもあるように思いますが、少ない集客数でも
十分な売上を確保できるという事と、商品を絞った方が商品が売れる見込みが
あるかもしれないという結果だと思います。

大事なことは迷わせない

先ほど書いたように商品の品揃えが多いのは、お客様を迷わせる事になり
かえって商品を売るづらくしているという事でした。
ですが、商品が売れないから今すぐに商品を減らせば良いという事ではないと思います。

商品数は変えずに、お客様に迷いなく買ってもらえる
方法を見つける事も大事だと思います。

例えば、整髪料の商品陳列を見た時に感じたことは、整髪料もたくさんあります。
一見どれを購入して良いか悩みます。でも商品陳列のPOPを読んでみると
「しっかりとセットしたい方にはおすすめ」「ナチュラルな仕上げりを求める方におすすめ」
というように、「お客様にはこの商品がピッタリですよ」と商品を進めてくれています。
「出来るだけお客様を迷わせない」工夫があると思います。

今回のまとめ

商品が多くある事で、選ぶ際お客様が迷ってしまいストレスを感じ、購入にいたらない
というケースがあるという事。まずはこの心理を知っておく事が大事だと思います。

その上で、商品の売れ行きが悪いなと感じたり、お店の陳列を再度確認してみた際
お客様が迷うかなと感じた際は、一つの改善策として、商品を厳選して絞ってみる、
商品ごとの説明文を追加してみる、POPを制作してみるなどの工夫が必要だと思います。

ホームページの商品欄のコメントも再度確認してみて下さい。
チラシの商品数も確認してみて下さい。
DMの商品数やコメントもお客様を上手に誘導していますか？

お客様の「迷い」を減らし集客率を上げていきましょう！

合わせて読んでほしい記事です。

集客によくある悩みと解決策を探る！

本日もここまでお読みいただきありがとうございました。
次回のブログは2月1日です。
ではまた。

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PROFILE

35歳の時に13年間勤めた制作会社を辞め、飲食店に特化したデザイン会社を設立。やりたいことはたくさんあり、独立すれば夢はすぐ叶うと信じていました。しかし、そんな甘い考えは通用せず、失敗の連続を経験しました。
創業当時に思い描いた夢はまだ継続中です。
小さい会社でも仕事は大きく「家族のような仲間と居心地のいい空間で」
大きな夢ではなく、今よりももう少し良くなりたいと思い続けること。
これだけは譲れないという気持ちを持ち続けること。
お客様の様々な課題に寄り添い、共に悩み、コミュニケーションを大切にデザインという手段で問題解決に挑みます。パートナーとして「頼られる存在であり続けることを」目指し、日々学び、私自身もチャレンジしていきたいと考えております。

「デザインでつながる社会を」を目指して！