POSTED／2022.01.16

完成品だけでは選べない。

今日のテーマは「完成品だけでは選べない」についてです。

今の時代は、多くの情報やモノが溢れています。

多くの情報を集め消費者は、どの商品を購入するのかを決めます。

この消費行動は、インターネットで情報が簡単に入手できるが故に
生まれた事だと思います

そういう消費行動の中で、「完成品」だけを見せて購入してもらうのは
難しくなってきているような気がします。

なぜかと言うと、完成品だけでは、差別化が難しいからです。
完成品の完成度が高くて、商品の機能だけをみてもほぼ、横一線だからです。

携帯電話を例にあげると。

一昔前までは、携帯電話の重さ、薄さ、画面の明るさ、写真の解像度など
機能的に差があったので、消費者は自分の使用にあった機能を選んで
商品を購入していました。

ポケットに入る大きさで選ぶのか、重さで選ぶのか、写真の解像度で選ぶのか
機能で選ぶ時代だったと思います。

しかし、今は機能はどの商品をとっても同じだけのクオリティがあると思います。

そうなると、消費者が何を基準にして商品を購入するのか
を考えなくてはいけないのだと思います。

果物や野菜なども同じで、同じイチゴの商品を並べても見た目の差もありません。

仮に、他社よりも良い機能がある商品を誕生させられたとしても
真似されてしまうスピードがものすごく速いです。

結局は差別化ができなくなり、最終的には価格競争となり、疲弊してしまいます。

そうなると、商品やサービスを売りづらくなってしまいます。

なので、そうならないためには機能だけではなく、「価値」を提供することが重要だと思います。

例えば、生産者は違うけれど、同じ形、同じ甘さのイチゴがあるとします。

スーパーに並べて商品を陳列します。

Aの商品は1パック500円
Bの商品は1パック600円

だとしたら、間違いなくAの商品を購入します。

理由は安いから。

でも、Bの商品にはPOPがついていて
生産者の想いや、イチゴができるまでの苦労話など
プロセスがわかる内容のものが書かれていたら・・・

応援したいという消費者マインドが働き、Bの方を購入する人も増えるかと思います。

少し、極端ですし、実際に実験した事柄ではないので
安いAの方が多く売れるのかもしれません。

ですが、何もせず同じ土俵で勝負するよりかは
可能性はあるのではないかと思います。

完成したものに「機能」だけを情報として伝えるのではなく
「価値」を伝えることが、とても大切になってきていると感じているので
ぜひ、集客をする際、「価値」も提供するよう心がけてみてください。

価値にもいろいろあります。
●商品への熱い「想い」商品を完成させるまでの「プロセス」
●商品を購入した後、消費者に訪れる「メリット」

脱サラをして、甘いイチゴを作ることに情熱を燃やしてきました。
何度も何度も、失敗を繰り返しながら、イチゴづくりに情熱を燃やしてきました。

今日、このイチゴを購入して、家族みんなで「ほっこりした」時間を過ごしませんか？

と言う感じではないかと思います。

機能だけでは、差別化することは難しい時代です。

価値や情緒的な価値を情報として、伝えることがとても大切です。

ぜひ、自社の商品に付加価値という情報をのせて、発信してみて下さい。

今日も、お読み頂き有難うございました。

では、また明日。

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