POSTED／2022.07.04

デザインのアイデアひとつで商品の売れ方が変わる。

こんにちは、ディレクターの斉藤です。

お客様に寄り添いながらデザインをご提案させて頂いております。

今日のテーマは

デザインのアイデアひとつで商品の売れ方が変わる。

についてです。

ここ最近、お客様との会話の中で、一番多く上がる話題が「値上がり」の話題です。

製造業、サービス業、小売業ありとあらゆる業種に値上がりという課題が突きつけられています。

もはや値上げをせずに行える戦略がないと、経営者さんたちは仰っておられます。

一企業努力でどうにかなる範疇を超えているんだなと感じます。

そんな中でも、webサイトのデザインやポスター、カタログなどのご相談を頂きます。

本当にありがたい事だなと思いながら、なんとか売れるデザインを作成しなくてはと思います。

価格競争にならないデザインを考えなくてはいけません。

それは消費者が、商品を購入する際の判断材料にデザインがあるからです。

数多くある商品の中から、手に取ってもらうためのデザインが必要なんだと改めて思います。

先日ある情報番組の中で興味深い話がありました。

タレントさんが、プロデュースしたポテトチップスを、どう販売したかが紹介されていました。

ご存知の方がほとんどだと思いますが
ポテトチップスって物凄く激戦なんですよね。

スーパーやコンビニの陳列棚に多くの商品がしのぎを削っています。

タレントさんは、自分がプロデュースしたポテトチップスを、どう販売すれば売れるのかを考えたそうです。

陳列棚のポテトチップスは名高い大手企業の商品ばかり。

その中で戦わなければなりません。

タレントさんいわく、「普通にパッケージデザインして商品を並べても埋もれるだけだな」と。

そこで考えたのが、商品の表面には文字もイラストも写真もない「ただの真っ黒パッケージ」

そして裏面には、タレントさんがプロデュースした情報が掲載されたデザイン。

消費者はポテトチップスを購入する際、数ある商品の中からパッケージを見て何にしようか悩みます。

多くある商品を見ていると、何も書いていない、ただ真っ黒な商品に目がいきます。

思わず「ミスプリントなんじゃないか」と思う消費者もいるかもしれませ。

ただ、この時点でパッケージデザインとしは、「勝利」です。

それは、手に取ってもらうための戦略だからです。

あとは、裏面を見てタレントさんがプロデュースしている事を知って購入します。

数ある名高い商品の中から選んでもらうための「秘策」が考えられます。

物凄く計算されていると僕は思いました。

パッケージの表面はデザインしていないんじゃなくて
「何も書かれていないデザインをしたんだ」と僕は解釈しました。

これがデザインの持つ力です。

売れるデザインにはアイデアも必要です。

思考を柔軟にして考える必要があるなと思いました。

ちなみに、タレントさんがプロデュースした、ポテトチップスは300円台とポテトチップスの中でも高額です。

でも、ものすごく売れているそうです。すごいですよね！

デザインのアイデア一つで商品の売れ筋が変わります。

これからの時代、ますますデザインが重要視されてくると僕は思っています。

今日も、ここまでお読みいただきありがとうございました。

ではまた明日。

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