POSTED／2025.05.20

「雰囲気がいい会社」じゃ伝わらない？魅力をちゃんと伝える言葉の話

こんにちはグッドコミュニケーションズの「さいとう」です。

ブランドマネジャーとして、お客様の課題解決に挑み、

共に悩み、考え、そして最後に一緒に喜べる良き伴走者でありたいと思っています。

さて、先日スーパーで買った「糖質オフ」と書かれたカップラーメン。

健康のために選んだのですが、食べた後にカロリーを確認すると、

「えっ、普通のとほとんど変わらないじゃん…」という驚き。

見た目やキャッチコピーって、本当に大事ですね。

内容が同じでも、伝え方ひとつでイメージが変わってしまう。

これは会社の魅力を伝えるときにもまさに同じことが言えます。

今日は「雰囲気がいい会社」じゃ伝わらない？魅力をちゃんと伝える言葉の話」
というテーマでお話ししてみたいと思います。

「なんとなく良さそう」では、伝わらない

「うちは雰囲気がいい会社です」

「社員同士が仲が良くて、風通しがいいんです」

「一人ひとりが活躍できる職場です」

こういった言葉、採用や企業PRの場でよく見かけますよね。

でも、正直に言うと…これだけでは何も伝わりません。

高校生でもわかるくらいに言えば、

「ふんわりしてて、どこもそう言ってるから違いがわからない」状態です。

言葉の「翻訳」が大事

たとえば「雰囲気がいい会社」という言葉。

これを具体的な言葉に“翻訳”してみると、こうなります。

・毎朝、上司が必ず「おはよう！」と声をかけてくれる

・新入社員が意見を言ったときも、きちんと全員で聞く時間がある

・月1回、部署をまたいだランチミーティングがある

どうでしょう？

一気にイメージが湧いてきませんか？

「言葉」は、魅力を届けるための“器”です。

その器が曖昧だと、中身もぼやけてしまう。

だからこそ、会社の魅力を伝えるときには、

言葉の翻訳作業がとても大切なのです。

実体験！自社の魅力を「言い換えて」伝えたら

以前、あるお客様の採用パンフレットを制作したときのお話です。

その会社さんは「若手が活躍できる職場」とよく言っていましたが、

具体的にどう若手が活躍しているのかは言語化されていませんでした。

ヒアリングを重ねていくと、入社2年目の社員が

新規プロジェクトのリーダーを任されていたり、

上司と一緒に顧客訪問に同行して意思決定に関わっていたりと、

「実はすごいこと」がたくさん出てきたんです。

そこで、パンフレットではこんなコピーに変えました。

入社2年目でプロジェクトリーダー。

若手だから、ではなく、「やりたい」と言える環境。

この言葉に変えただけで、説明会での学生の反応が明らかに変わりました。

「それって本当ですか？」「実際に話を聞きたい」と具体的な質問が増えたのです。

まとめ

魅力を「翻訳」して届けよう

会社の魅力や強みは、確かにそこに“ある”ものです。

でも、そのまま伝えても、相手には届きません。

だからこそ必要なのは、「翻訳」する力。

曖昧な言葉を、誰にでもイメージできる言葉に変えること。

「雰囲気がいい」なら、それを表す行動や仕組みを。

「風通しがいい」なら、具体的にどう意見が通るのかを。

少し手間はかかりますが、それだけで会社の魅力はぐっと伝わりやすくなります。

本日もここまでお読みいただき、ありがとうございました。

それでは、また！