差別化を図るために。

さて今日のテーマは「差別化を図るために」についてです。

先日ハウスメーカーのお客様と打ち合わせの際、差別化を図ることの難しさについて色々と議論させて頂きました。
自社のサービスや商品を他社と比べて、差異をもうけて優位性を得たいと考えてはいるものの
現代の住宅仕様で圧倒的に他社と差をつけることは、簡単なことではなく、とても難しい課題であるとのことでした。

モノが溢れ、商品のクオリティもここまで良くなっている現代では
確かに差別化を図る商品を生み出すことは至難の技なのかもしれません。

そして消費者も混乱しているようです。

情報が多く溢れている現代で、選択肢の中から選ぶという作業をしなくてはなりません。
選択と決断を好む人ばかりではないので、なかな決めきれず購買に踏み出せない消費者もいるようです。

選べないという現象が起きているのだと思います。
住宅のような高額商品であれば尚更、購買行動を避けてしまう可能性はあるのではないでしょうか。

新たに商品開発やサービスの向上を図ることももちろん大事な事ではありますが
他社よりも圧倒的な差別化を図るには多くの予算と多くの開発時間がかかります。

その状況下の中で、差別化を図るためにはどのようにしたら良いのか考えてみました。

価格やスペックの機能的な要素に焦点が当てられる場合が多くあると思います。
その情報がメインとなるとどうしても価格勝負になってきます。
安いところが勝つことになります。

なのであえて相対的な要素として考え、情緒的に訴える方が良いのではないでしょうか。
例えば、どうしてこの商品を自社として扱っているのか、こだわりをストーリー的に。

または、商品を購入した後の使用イメージ。
または、こだわりのデザイン。

などをメインにして、情緒的に消費者に訴えかけた方が、消費者に分かりやすくイメージできると思います。
消費者が考えすぎなくても良いように導ければ、集客効果は上がるのではないかと思います。

それと、あえてストレートに競合他社との違いをはっきりと掲載して良いのではないでしょうか。
自社と他社の情報をまとめて提供してしまうということです。

多くの情報を提供する側と多くの情報から選択する側
両方の思想を考えながらしっかり戦略を練るお手伝いができれば良いなと思います。

徹底的に絞ったターゲット設定を行うことで、自社の商品を購入していただける消費者を効率的に集客できます。

成約までにかかる時間をできるだけ短くすることも一つの目標として
成果が上られるよう私自身も消費者心理を考えながらご提案させて頂きます。

今日もお読み頂き有難うございました。

ではまた明日。

集客方法が年々多様化している中、どの様な方法を選択すれば良いのか
お客様も判断に悩むかと思います。世の中のスピードにも対応しなければなりません。

私たちは、例えどんな難題であったとしても、お客様に寄り添い、一緒に悩み
コミュニケーションを上手にとりながら、人と人・企業と企業をつなぐ「デザイン」を創造いたします。

パートナーとして頼りになる家族のような存在であることを目指して。

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PROFILE

35歳の時に13年間勤めた制作会社を辞め、飲食店に特化したデザイン会社を設立。やりたいことはたくさんあり、独立すれば夢はすぐ叶うと信じていました。しかし、そんな甘い考えは通用せず、失敗の連続を経験しました。
創業当時に思い描いた夢はまだ継続中です。
小さい会社でも仕事は大きく「家族のような仲間と居心地のいい空間で」
大きな夢ではなく、今よりももう少し良くなりたいと思い続けること。
これだけは譲れないという気持ちを持ち続けること。
お客様の様々な課題に寄り添い、共に悩み、コミュニケーションを大切にデザインという手段で問題解決に挑みます。パートナーとして「頼られる存在であり続けることを」目指し、日々学び、私自身もチャレンジしていきたいと考えております。

「デザインでつながる社会を」を目指して！