１ページにどれくらいの情報を掲載すればよいのか？について

こんにちは。クリエイティブディレクターの斉藤です。
お客様の不安や課題に寄り添いながらデザインをご提案しています。

WEBサイトや紙媒体を制作する際、掲載する内容を決めるかと思いますが、
その際どのくらいの情報量を掲載するか計算されたことはありますか。

紙媒体の場合はある程度限界はありますが、WEBサイトであればかなりの情報量を
１ページに掲載する事ができます。ただし、あまりにも多い情報量はかえって見づらい
WEBサイトや紙媒体になる恐れがあります。

と言うことで本日のテーマは
１ページにどれくらいの情報を掲載すればよいのか？について

解説してみたいと思います。

では行ってみましょう！

情報量をどの様にして決めますか

例えば、チラシを制作する際、「せっかくチラシを制作するから、
あれもこれも出来るだけ多くの情報を掲載しよう！」
この気持ちはよくわかります。しかし集客効果の視点から考えると危険な場合があります。
お客様のターゲットがどのような人物かを考えてみて欲しいです。
文章を読むのが好きなターゲットですか？
写真を多く見るのが好きなターゲットですか？
あれもこれも掲載して文章量が多くなりすぎてはいませんか？
ターゲットが好む情報量を掲載する事が大事です。

ターゲットに合わせた情報量

なんとなく本日のブログの本題に入りますが、ターゲットが欲しがる情報量を
掲載する必要があります。例えば子どもがターゲットであれば多くの文字を掲載するよりも
絵本のように文字の情報量は少なく掲載されています。逆に新聞を読むターゲットは
読むことを前提とした媒体でもあるので文章量は多くなります。例えが極端ではありますが
チラシを読んで欲しい人、WEBサイトを見てほしい人に届きやすい情報量が適切です。
自社のターゲットを分析する必要があるかと思います。

基準の文章量

一人の人がどのくらいの情報量を必要としているのか一つの指標があります。
参考程度にはなりますし、個人差もありますが一人の人が１分間で読める文章量が
500文字程度と言われています。WEBサイトなどで滞在時間を確認して
平均滞在時間が2分程度の場合、読める文章量は1,000文字程度となります。
１ページにどのくらいの文章量が良いのか計算の参考にはなるかと思います。

シンプルなデザイン

お客様と冒頭のような情報量についてヒアリングさせていただき、
お客様から「シンプルなデザインにして下さい」シンプルでいいよ。
と言うご依頼をいただきます。社内でもシンプルに行こう。シンプルが一番。
なんて言葉が行き交うことがありますが、このシンプルなデザイン、実は非常に難しいのです。

シンプルは簡単、時間がかからないなんてことは全く、
むしろその逆でシンプルなデザインほど、時間がかかります。

サクッとはつくれないです・・・(~_~;)

その理由は情報を削ぎ落としていかなくてはいけないからです。
この作業が非常に難しい！

なんでもかんでも情報を削ぎ落とせば良いものではないので、必要な情報や同じ内容でも
出来るだけ短く端的に伝えられる表現を探しながらデザインを制作します。

情報を削ぎ落としすぎると伝わらないデザインになってしまい・・・
削ぎ落とさないとシンプルなデザインにはなりません！

この情報量を考えているだけでものすごく時間がかかります。

そしてシンプルという定義はターゲットによっても違ってくるので、
どこからがシンプルなのかも本当に難しいです。

レイアウトを考える際、ホワイトスペースをいかに上手に使うかが
デザイナーの腕の見せ所になるのですが、
一歩間違えれば空いてしまったホワイトスペースとなってしまいます。

考えられたホワイトスペースでなくてはなりません。

シンプルなデザインは、一本のラインを引くか引かないかで、見え方が変わってくるので、
デザイナーは画面の前で引くか引かないか勇気を持って決断しなくてはなりません。

ちょっと大袈裟な表現ですが・・・

でもそれくらい、シンプルなデザインは難しく時間もかかります。

合わせて読んで欲しい記事はこちら

「伝える」と「伝わる」は一文字しか変わらないのに全然違います。

今回のまとめ

１ページにどれくらいの情報を掲載すればよいのか？について
いかがでしたでしょうか？

あれもこれも掲載されてはいないでしょうか。

もし情報が多いかな？と感じたら既存のお客様に自社のWEBサイトや紙媒体を
見て頂き感想をいただくという方法もあるかと思います。

当社ではご依頼いただく際、情報量にも気を配りデザインのご提案を
させて頂きます。

ぜひ遠慮なく「情報量を考えたデザインを制作して」とお申し付けください。

本日もここまでお読みいただき有難うございました。

次回のブログは3月6日です。

ではまた明日。

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PROFILE

35歳の時に13年間勤めた制作会社を辞め、飲食店に特化したデザイン会社を設立。やりたいことはたくさんあり、独立すれば夢はすぐ叶うと信じていました。しかし、そんな甘い考えは通用せず、失敗の連続を経験しました。
創業当時に思い描いた夢はまだ継続中です。
小さい会社でも仕事は大きく「家族のような仲間と居心地のいい空間で」
大きな夢ではなく、今よりももう少し良くなりたいと思い続けること。
これだけは譲れないという気持ちを持ち続けること。
お客様の様々な課題に寄り添い、共に悩み、コミュニケーションを大切にデザインという手段で問題解決に挑みます。パートナーとして「頼られる存在であり続けることを」目指し、日々学び、私自身もチャレンジしていきたいと考えております。

「デザインでつながる社会を」を目指して！