POSTED／2025.12.06

企業が持つ『らしさ』とは

こんにちはグッドコミュニケーションズの「さいとう」です。
ブランドマネジャーとして、お客様の課題解決に挑み、
共に悩み、考え、そして最後に一緒に喜べる良き伴走者で
ありたいと思っています。

 

今日のテーマは「企業が持つ『らしさ』とは」
についてお話してみたいと思います。

「これって、うちっぽいよね」と言える感覚

「これって、あのお店っぽいよね」って話になったことありませんか？

ロゴやパッケージの雰囲気、店員さんの接客、メニューの言葉づかいまで。
全部がそのお店の「らしさ」になっていて、何気ないのにちゃんと伝わってくる。

この「〇〇っぽい」って、すごく大事なことだなと思っています。

企業にも「らしさ」があります。
でも、その「らしさ」って、意外と本人たちは気づいていなかったりするんです。

 

 

「らしさ」は、すでにそこにある

「うちの強みって何だろう？」
「他と何が違うんだろう？」

そんなご相談をよく受けます。

でも、話を聞いていくと・・・
「社員さん同士の呼び方」だったり、「お客様との距離感」だったり、
実は日々の中に「その会社らしさ」がちゃんとあるんですよね。

たとえば、ある製造業のお客様。
品質へのこだわりはどこよりも強いけれど、驚くほどやさしい
言葉づかいでお客様と接している。

「頑固だけど、あたたかい」そんな「らしさ」が、
話しているうちに見えてきます。

 

言葉とデザインで、らしさを伝える

「らしさ」を見つけたら、次はそれを「見えるかたち」にしていきます。

ここで大切なのが「言葉」と「デザイン」。
どちらか一方だけでは、なかなか伝わりません。

たとえば先ほどの製造業のお客様には、
「誠実さ」や「ていねいさ」を感じさせるように、

・文章はやさしい語り口に
・色は落ち着いたネイビーをベースに
・フォントは角が丸く、親しみやすいものを
そんな風に、言葉とデザインを合わせていくことで、
「この会社っぽいね」が自然と伝わる世界ができていきます。

 

 

「らしさ」は、育てていくもの

見つけた「らしさ」は、ずっと同じとは限りません。
新しいメンバーが入ったり、事業が変化したりすることで、
少しずつ育っていくものだと思います。

大切なのは、「らしさ」に気づいて、それを言葉にしておくこと。
そうすることで、社内の共通認識にもなり、お客様との接点でもブレずに伝えていける。

まるで、自分たちの「コンパス」のような役割をしてくれるんです。

 

 

「自分たちらしさ」に、自信を持とう

今日お伝えしたかったのは、企業の「らしさ」は
「どこか遠くに探しに行くもの」ではなく、すでに目の前にある、ということ。

あなたの会社にも、きっとすでに「らしさ」が宿っています。
それを言葉とデザインでていねいに形にすることで、
まわりの人にも、そして働く自分たちにも、自然と伝わっていくはずです。

「うちはこれでいいんだ」と思えること。
それがブランディングの、最初の一歩かもしれません。

 

本日もここまでお読みいただき、ありがとうございました。

それでは、また！