POSTED／2022.02.11

生活者の感情に訴えかける価値のこと。

雪が降ると少しだけワクワクする、ディレクターの「さいとう」です。


凍結している箇所もありそうですので、お車の運転にはお気をつけ下さい。

今日のテーマは「生活者の感情に訴えかける価値のこと」についてです。

今の時代の商品って本当に良い商品が多いですよね。

家電を始め、携帯電話・車・家など、どんどん機能は増すばかり！

良くない商品を見つける方が、むしろ難しい気がします。

僕は、個人的に家電の機能やデザインに興味があるので
家電量販店などを覗くことがよくあるのですが、デザインも含め良い商品ばかりです。

消費者間感覚で考えてみると
良い商品がありすぎて、どのように商品を選んで良いのか本当に悩みます。

逆に、売り手側の感覚て捉えた時、この多くの良い商品の中から
お客様に買ってもらうためにはどの様な工夫が必要なのか、これまた悩みます。

もはや、良いものを作ったからといってバンバン売れる時代ではないのかもしれません。

そんな中、どのようにして生活者の心を揺さぶれば良いのか・・悩まれるかと思います。

でも、大丈夫です。

生活者の心を揺さぶる方法があります！

それは、「情緒的価値」にフォーカスすることです。

情緒的価値とは

商品やサービスを利用した際、生活者が体感できる精神的な「付加価値」のことです。

機能的な便利性の価値ではなく、生活者の「感情」に訴えかける「価値」のこと。

スマホとかで例を挙げるとわかりやすいかもしれません！

一昔前の携帯電話のCMを思い浮かべてもらえればと思います。

その当時、訴えかけていた事が、「薄い」「軽い」「防水」「カメラ機能」などです。

これは、機能的な価値を訴えかけています。

今の時代は、「持っているとかっこいい」「家族とのつながり」「恋人同士や友達とのつながり」などです。

これは、「情緒的価値」を訴えかけています。

商品を購入することで、得られる体験や感情を価値として提供しているわけです。

機能的価値だけでは差別化ができないため、価格競争に巻き込まれてしまいがちです。

情緒的価値は、価格競争に巻き込まれる事なく、安定して商品を販売する事ができるかと思います。

ただ、気をつけなくてはいけない事が、「機能的価値が必要ない」ということでは決してありません。

機能的価値は機能的価値として、とても重要です。

機能的価値は、生活者からすればもはや当たり前になりつつあるので
機能が揃っている商品というのは前提条件としてあります。

なので、機能的価値がないと商品選びの土俵に乗れない事になってしまいます。

機能的価値があった上で、生活者の感情に訴えかける価値！

「情緒的価値」を生活者に届けてみてほしいです。

お客さまの「強み」を活かしながら情緒的な雰囲気で生活者さんとコミュニケーションをとってみて下さい。

今日も、お読み頂き有難うございました。

では、また明日。

素敵な連休をお過ごしください (^^)


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