POSTED／2025.12.09

らしさ、実は「採用」にもとても大事

 

こんにちはグッドコミュニケーションズの「さいとう」です。
ブランドマネジャーとして、お客様の課題解決に挑み、
共に悩み、考え、そして最後に一緒に喜べる良き伴走者でありたいと思っています。

先日、企業が持つ「らしさ」について書かせていただきました。
「うちっぽさ」って、じつは日々の何気ないところに表れていて、
それを言葉とデザインで丁寧に伝えることが大切なんですよね。

今日はその続きを少し。
その「らしさ」、実は「採用」にもとても大事だと思うんです。

ただ「採用してます」と発信するだけでは、なかなか伝わらない。
どんな人と働きたいのか、その人にどう共鳴してもらうか。
そんな「採用の伝え方」について、お話してみたいと思います。

 

 

「求人っぽさ」から一歩抜け出すために

最近、採用情報を見ると、どこも似たような表現が並んでいます。
「アットホームな職場です」「風通しの良い環境」「チャレンジできる社風」……。

でも、読み手の立場で考えてみると、
「で、どこが違うの？」と、結局は印象に残らないことも多いんです。

だからこそ、「うちならでは」の「らしさ」を伝えることが大切。
「どんな人が活躍しているか」「何を大切にしている会社なのか」
その会社にしかない言葉で語ることで、読み手の心に届きます。

 

  

「この会社、合いそう」って思ってもらうために

あるお客様と一緒に、社員紹介ページをつくったときのこと。
一人の社員さんのコメントが、とても印象的でした。

「年に一度、全社員で集まって、次の1年の目標を語り合う機会があります。
それぞれの部署が何を目指していて、自分の仕事がどうつながっているのかを
知れる時間が、私は好きです」

そのページを見た応募者から、こんな声が届きました。
「ちゃんとビジョンを共有しながら働ける会社って、いいですね」と。

これはまさに、「らしさ」が届いた瞬間だと思うんです。

派手な実績じゃなくても、会社の文化や価値観を自然なかたちで伝えることで、
「この会社、自分に合いそうだな」という共感が生まれる。
そんな採用のかたちが、いま求められているのだと感じます。

 

 

採用で「らしさ」を伝える３つのポイント

私が実際のプロジェクトで感じた、「採用にらしさを込める」ポイントを3つご紹介します。

 

①普段のままの言葉で語ること
社内で使っている言葉、日常会話に近い口調をあえて使ってみると、自然と雰囲気が伝わります。

 

②「誰に来てほしいか」を正直に書く
スキルよりも、価値観のフィット感を大切に。たとえば「お客様とじっくり話すのが好きな人」など。

 

③あたりまえにある風景を切り取る
朝の挨拶、昼休みの雑談、誰かの失敗をフォローする姿…。小さな一場面が、らしさを表します。

 

 

 

「採用こそブランディング」の入り口

採用って、いわば「一番最初のお客様との出会い」だと思うんです。
まだ社外にいる、でもこれから一緒に働くかもしれない人へ向けて、
会社としての考え方や温度感を伝える。

これはまさに、企業ブランディングの入り口とも言えるフェーズです。

「いい人が来たらラッキー」ではなく、「この人に来てほしい」と想える相手に届く採用。
それを目指すと、会社の空気もきっと良くなる気がします。

 

「その人に出会うために、らしさを伝えよう」

 

今日お伝えしたかったのは、採用でも「らしさ」が大事だということ。

 

なんとなく似た言葉で埋めるのではなく、自分たちの空気や価値観を、少しだけ丁寧に表現してみる。
それだけで「この会社、合いそう」と感じる人が現れます。

 

「うちっぽさ」を、そのまま言葉にして届ける。
それが、採用での最初のコミュニケーションになると思うのです。

 

本日もここまでお読みいただき、ありがとうございました。

それでは、また！