POSTED／2025.11.28

イメージしやすい伝え方の工夫

こんにちはグッドコミュニケーションズの「さいとう」です。
ブランドマネジャーとして、お客様の課題解決に挑み、
共に悩み、考え、そして最後に一緒に喜べる良き伴走者でありたいと思っています。

 

今日のテーマは「イメージしやすい伝え方の工夫」について
お話してみたいと思います。

 

ケーキ屋さんで気づいた「伝え方」のちから

 先日、ケーキを買いに行ったときのこと。
ショーケースを眺めていたら、隣のお客様と店員さんのやりとりが耳に入ってきました。

お客様が「このケーキ、おいしいですか？おすすめですか？」と聞いたら、
店員さんは笑顔でこう返したんです。

「はい、おすすめです！お子さんと一緒に食べたらきっと喜びますよ。
ふわふわで甘すぎないので、誕生日にもぴったりです」

その瞬間、ふっと食べているシーンが浮かんできたんです。
子どもが笑ってる姿や、家族みんなで囲む楽しい食卓の風景。

ああ、なるほど。このケーキは、ただ味が良いだけじゃなくて、
思い出の時間を連れてきてくれるんだなって。少し言い過ぎな気もしますが・・・

伝え方ひとつで、こんなに印象が変わるんだなと感じました！

 

スペックより、「それがある暮らし」を

 家でも家具でも、どんな商品でも、伝え方は同じです。

「収納たっぷりです」「幅180cmです」「グレーの布製です」
こういった情報ももちろん大切ですが、それだけではお客様の心には残りにくい。

大事なのは、
「その商品があることで、どんな時間を過ごせるのか」

「この家で迎える朝は、光がやさしく差し込んで、
コーヒーの香りと一緒にゆっくりした一日が始まりますよ」

そんなふうに、使っている姿暮らしているシーンが想像できると、
ぐっと興味を持ってもらえます。

 

人は、“いい時間”を買いたい

ある住宅会社さんで営業トークについて話したことがあります。

「このおうち、雨の日も楽しいですよ。
窓の外で雨がポツポツ落ちる音を聞きながら、
リビングでお子さんとトランプやゲームでもどうですか？」

これを聞いたお客様、笑って「なんかいいですね」と返したそうです。

雨＝家から出られないではなく、雨＝家の中で楽しむ時間に変えてしまう伝え方。

スペックや機能よりも、
「どんな気持ちで過ごせるか」を想像してもらうことが、大きな力になるんです。

 

伝えるのは、モノじゃなくてその先の体験

ケーキなら「美味しい」だけじゃなくて、
「子どもがろうそくを吹き消す姿」「家族で笑いながら過ごす時間」

ソファなら「柔らかい生地」だけじゃなくて、
「仕事帰りに座って映画を観るくつろぎのひととき」

住宅なら「広い間取り」だけじゃなくて、
「家族でごはんを囲んで、一日の出来事を話す夜」

それがあることでどんな時間が生まれるか。
そこまで一緒に届けていくことが、本当の意味で「伝える」ことなのだと思います。

 

まとめ
「伝え方は、その人の未来を描くこと」

 どんな商品でも、伝え方ひとつで印象はガラッと変わります。

数字や性能を丁寧に伝えることももちろん大切。
でもそれ以上に、「そのモノがあることでどんな時間が過ごせるのか」を一緒に描いてあげること。

それができると、お客様の中にワンシーンが浮かび、
「これ、いいかも」と自然に思ってもらえるようになります。

伝えることは、売ることではなく、未来の時間を届けること。イメージしてもらうこと。

お客様の心に気持ちのいいイメージが広がるような、そんな伝え方をしていきたいですね。

 

本日もここまでお読みいただき、ありがとうございました。

それでは、また！