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POSTED/2025.02.20
コーポレートカラーはどう決める?
こんにちは、グッドコミュニケーションズの「さいとう」です。
ブランドマネジャーとして、お客様の課題解決に挑み、共に悩み、
考え、そして最後に一緒に喜べる良き伴走者でありたいと思っています。
最近、久しぶりにクローゼットを整理していたんですが、
「なんでこの色のシャツ買ったんだろう…?」と首をかしげる服がいくつも出てきました。
試着したときは「これだ!」と思ったはずなのに、いざ家で見ると全然似合っていないんですよね。
服の色選びでさえこんなに難しいんだから、企業の「コーポレートカラー」を決めるときは、
なおさら慎重にならざるを得ませんよね。
今日は「コーポレートカラーはどう決める?」というテーマでお話ししてみたいと思います。
コーポレートカラーとは?
コーポレートカラーとは、企業やブランドを象徴する特定の色のことです。
ロゴや名刺、ウェブサイト、パッケージ、広告デザインなど、企業のあらゆる
ビジュアルに使用され、ブランドイメージを構築する重要な役割を果たします。
例えば、スターバックスの緑色を見れば「落ち着く」「自然」「エコ」といった
印象が瞬時に伝わりますよね。
このように、色は言葉以上に直感的にメッセージを伝えてくれる、非常にパワフルなツールです。
コーポレートカラーの役割
コーポレートカラーには、次のような役割があります。
・企業の理念や価値観を直感的に伝える
色一つで「どんな企業なのか」を顧客に感じてもらえます。
・顧客との感情的なつながりを強化する
例えば、黄色は楽しい、明るいといったポジティブな感情を引き出します。
・ブランドの認知度や信頼性を向上させる
特定の色を一貫して使うことで、視覚的な記憶に残りやすくなります。
・他の企業との差別化を図る
競合が使わない色を選ぶことで、独自性を演出できます。
・社内外に印象付ける
オフィスの内装やユニフォームに活用することで、社員の一体感やブランド愛も高まります。
・従業員のモチベーション向上に繋がる可能性がある
心地よい色合いの職場環境は、仕事のパフォーマンスにも好影響を与えます。
コーポレートカラーの決め方
では、具体的にどのようにコーポレートカラーを決めれば良いのでしょうか?
1. 「どう思われたいか」を基準にする
まず大切なのは、「自社が顧客にどう思われたいか」を明確にすることです。
例えば、「信頼されたい」なら青、「安心感を与えたい」なら緑といったように、
色の心理的効果を活用します。
2. ペルソナを明確にする
ここで重要になるのが「ペルソナ」の設定です。ペルソナとは、自社のターゲット顧客を
具体的にイメージした架空の人物像のことです。
例えば、お客様の企業が健康食品を扱っている場合、ペルソナとして
「30代女性、働くママ、健康志向、家族の食事に気を使っている」など、
具体的な人物像を描いてみます。このペルソナが好みそうな色や、信頼感を
持ってもらえる色を選ぶことで、より親和性の高いブランドイメージを作り上げることができます。
実際、あるクライアント企業でペルソナを「都会に住む20代男性、趣味はアウトドア、
デザインにこだわりがある」と設定し、スタイリッシュなグレーと自然を連想させる
グリーンを組み合わせたコーポレートカラーにしたところ、ターゲット層からの支持が
ぐっと高まった事例もあります。
3. 業種にマッチした色を選ぶ
業種ごとに一般的に連想されやすい色があります。例えば、IT企業なら
青やグレー、エコロジー関連なら緑などです。これは顧客に無意識に「安心」や
「適合性」を感じてもらうための工夫です。
4. 色の持つイメージを考慮する
色彩心理学では、色ごとに異なる感情を引き出す力があります。例えば、
赤は情熱やエネルギー、黄色は明るさや楽しさ、黒は高級感や洗練を表現します。
実際の活用例
・エコロジー関連企業【グリーン】
自然や持続可能性を象徴し、環境意識の高いペルソナに訴求します。
・活動的なイメージを求める企業【赤】
スポーツブランドや飲食店など、行動力を重視する顧客にアピールします。
・信頼や安心感を提供したい企業【青】
特に金融業界や医療分野では、冷静で信頼感を与える青が好まれます。
・健康食品やウェルネス企業【オレンジ】
オレンジは「健康」や「親しみやすさ」「元気」を感じさせます。
特にファミリー層やポジティブなイメージを求める顧客に効果的です。
実際に私が関わった事例
以前、ある食品メーカーのコーポレートカラーを決める際、
「ペルソナは誰か?」という話になりました。当初は「赤」を希望されていましたが、
ペルソナが「家族の健康を気遣う30〜40代の母親」だったことから、最終的には
「温かみがあり、安心感のあるオレンジ」に変更。結果、ファミリー層の支持が高まり、
売上にも良い影響が出たんです。
まとめ
コーポレートカラーを決めるときは、「企業がどう思われたいか」だけでなく、
「実際にどのようなペルソナに向けてメッセージを伝えたいか」を意識することが大切です。
企業のアイデンティティーとペルソナを掛け合わせ、色の心理的効果や業種との相性を考慮しながら、
最適な色を選びましょう。
本日もここまでお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また!

PROFILE
35歳の時に13年間勤めた制作会社を辞め、飲食店に特化したデザイン会社を設立。やりたいことはたくさんあり、独立すれば夢はすぐ叶うと信じていました。しかし、そんな甘い考えは通用せず、失敗の連続を経験しました。
創業当時に思い描いた夢はまだ継続中です。
小さい会社でも仕事は大きく「家族のような仲間と居心地のいい空間で」
大きな夢ではなく、今よりももう少し良くなりたいと思い続けること。
これだけは譲れないという気持ちを持ち続けること。
お客様の様々な課題に寄り添い、共に悩み、コミュニケーションを大切にデザインという手段で問題解決に挑みます。パートナーとして「頼られる存在であり続けることを」目指し、日々学び、私自身もチャレンジしていきたいと考えております。
「デザインでつながる社会を」を目指して!
千葉でWEB制作(ホームページ制作)ロゴ・パンフレットなどの制作をしているデザイン会社
株式会社グッドコミュニケーションズ
〒266-0032
千葉県千葉市緑区おゆみ野中央8-33-15
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