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POSTED/2025.12.03
経営戦略にブランディングを取り入れてみる
こんにちはグッドコミュニケーションズの「さいとう」です。
ブランドマネジャーとして、お客様の課題解決に挑み、共に悩み、
考え、そして最後に一緒に喜べる良き伴走者でありたいと思っています。
今日のテーマは「経営戦略にブランディングを取り入れる」に
ついてお話してみたいと思います。
日常の「バラバラ」に気づく瞬間
先日、あるお客さんと打ち合わせしていたときのこと。
自分たちの商品やサービスに誇りを持っているのですが、
ウェブサイト・SNS・パンフレット・社内文書…すべてを見返すと
「どれも違う顔をしている」と感じる瞬間がるとのこと。。。
あるページはポップで軽やか、別の資料は真面目で硬め。
キャッチコピーのトーンやロゴの使い方もまちまち。
それを見て、「ああ、これではお客様も、社員も、何を“らしさ”として捉
えていいか迷ってしまうな」と思ったのです。
この「バラバラ感」。
でも、実はこれは多くの会社が気づかないうちに抱えている問題なんです。
だからこそ、経営戦略の中に「ブランディング」を取り入れることで、
全体を整えることがとても大切だと思うんです。
なぜ「ブランディング」が経営戦略に必要なのか
まず、ブランディングを戦略に組み込むと、次のような変化が起きやすくなります。
・イメージや発信の「統一感」が生まれる
何気なく発信していた言葉が、だんだん会社の「らしさ」に
沿ったトーンになっていきます。
たとえば、ロゴやカラー、言葉遣い、写真の雰囲気などが揃うことで、
お客様の目には「この会社はちゃんとしている」「このブランドらしい」と映る。
それは、第一印象を整えるだけでなく、長期的な信頼につながります。
・社員の意識が変わる
「このブランドはこういう価値を大事にする」という軸が見えると、
社員は自分の行動を振り返りやすくなります。
「私はこの考えに共感できる」「こう伝えたほうがいい」と、自ら意識を働かせるようになる。
結果として、社内全体のムードや雰囲気に一体感が生まれます。
・文化が育ち、“らしさ”が形になる
日々の小さなやり取りや共有、会話の中で、「私たちはこういう会社」
「このブランドはこう感じられる存在」を少しずつ育てられます。
それが、やがて文化として根づき、自然と社員や関係者に伝わっていきます。
気づけば「うちの会社っぽさ」があちこちに宿っている…そんな状態です。
どうやって始めるか ― まずはワークショップから
とはいえ、「いきなり大きな予算をかけてブランディング」というのは、ちょっとハードルが高い。
そこで私がお勧めするのが、「2週間に1回のワークショップを開く」という方法です。
ブランディングチームを5名程度でつくり、集まって対話する
たとえ社員が数人の小さな会社でも、代表者ひとりだけでも構いません。
でも、社員が複数いる会社なら、社内の「顔」となる人たちを厳選して、
一緒に考えていくことをお勧めします。
たとえば、あるクリニックお客さんでは、
・受付の人
・看護師さん
・広報に関わる人
・経営層代表
というように、立場や役割をバラバラにしたメンバーでワークショップを始めました。
最初は「うちの“らしさ”って何?」と意見がバラバラでしたが、
対話と問いかけを重ねることで、「こんな価値観を大切にしたい」
「こんな感じでお客さまに伝えたい」という共通言語が見えてきたんです。
それからは、すべてのアウトプットが変わっていきました。
言葉遣い、提案資料、SNS投稿、社内行事の仕方…。
会社の発信も、社員の言葉遣いも、どこか「統一感」が生まれていったのです。

継続が生む“らしさ”の根っこ
大切なのは「一度やって終わり」ではなく、「継続」すること。
2週間に1回。たったそれだけでも、少しずつ変化が見えるようになります。
「昨日こんなメールが来た」「お客さまからこんな反応があった」
そんな小さな気づきを持ち寄って、また話す。
その積み重ねが、会社の文化に変わっていきます。
「この会社らしさって、こういうことだよね」
と、誰もが言えるようになる。
そして、外に向けての発信も、内側の行動も、自然と“らしさ”を体現するようになる。
まとめ
経営戦略に「ブランディング」という心臓を
経営戦略にブランディングを取り入れることは、
単なるデザインや見た目の整え直しではありません。
それは、会社の「らしさ」を見つけて、育てて、守るための大切な土台です。
イメージや発信の統一、社員の意識、会社の文化――
そのすべてが繋がり、形になっていく。
もしあなたの会社が、どこかで「なんとなくバラバラ」
「この先どうしたいか言語化できない」と感じているなら。
まずは小さな一歩として、5人くらいのチームでワークショップをやってみる。
それが、未来の“らしさ”への第一歩になるかもしれません。
本日もここまでお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また!

PROFILE
35歳の時に13年間勤めた制作会社を辞め、飲食店に特化したデザイン会社を設立。やりたいことはたくさんあり、独立すれば夢はすぐ叶うと信じていました。しかし、そんな甘い考えは通用せず、失敗の連続を経験しました。
創業当時に思い描いた夢はまだ継続中です。
小さい会社でも仕事は大きく「家族のような仲間と居心地のいい空間で」
大きな夢ではなく、今よりももう少し良くなりたいと思い続けること。
これだけは譲れないという気持ちを持ち続けること。
お客様の様々な課題に寄り添い、共に悩み、コミュニケーションを大切にデザインという手段で問題解決に挑みます。パートナーとして「頼られる存在であり続けることを」目指し、日々学び、私自身もチャレンジしていきたいと考えております。
「デザインでつながる社会を」を目指して!
千葉でWEB制作(ホームページ制作)ロゴ・パンフレットなどの制作をしているデザイン会社
株式会社グッドコミュニケーションズ
〒266-0032
千葉県千葉市緑区おゆみ野中央8-33-15
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